47 News チベット展に抗議相次ぐ 「動乱や亡命に触れず」
2009/12/19 06:27 【共同通信】
「上野の森美術館」(東京)で開催中の「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」展(中華文物交流協会、朝日新聞社など主催)が、展示説明や図録でチベット動乱やダライ・ラマ14世のインド亡命など歴史的事実に触れていないとして、チベットの人権状況改善を訴える支援団体や有識者などから抗議を受けていることが19日、分かった。
同展は、世界遺産のポタラ宮やチベット博物館(いずれも中国チベット自治区)などが所蔵する仏像や仏具など約120点を展示し、日本の国宝に当たる「国家一級文物」も含まれる。しかし、チベットの近現代史や現状の説明は、会場や図録にはない。
これに対し支援団体などは9月の開会以来、毎週末に美術館付近でデモを行ったり、チベット史やチベット問題を解説する講演を開催するなど抗議活動を展開。国際的な支援団体も美術館や主催者側に公開要請状などを送った。美術館には中立的な展示を求める文書などが、これまでに約300通届いたという。
From Straits Times (AFP)
TOKYO – JAPAN-BASED supporters of Tibetan spiritual leader the Dalai Lama on Monday protested against an exhibition in Tokyo on their Himalayan homeland, in which they say China misrepresents their history.
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The Straits Times (AFP) より
東京: チベットの精神的リーダー、ダライ・ラマ法王の日本を基盤におく支援者たちが東京で開催されている彼らのヒマラヤの故郷の展覧会で、中国が彼らの歴史を正しく紹介していないとし、月曜日に抗議をした。
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ダライ・ラマ法王日本代表部事務所ウェブサイトより
ご承知の通り、日本で「聖地チベット 〜ポタラ宮と天空の至宝〜」と題したチベット展が巡回され、現在、東京・上野で開催中です。チベットに関するいかなる展覧会も歓迎すべきなのですが、残念 ながら今回の展覧会は、チベットとその歴史の真の姿を伝えてはいないということをお伝えせねばなりません。
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Dear IAATE members:
I just came back from Japan and I wanted to let you know that the Tibet Exhibit in Tokyo has finally opened at the Ueno Royal Museum.
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“Himalayan Controversy”
Newsweek International
March 14 2005 issue By Vibhuti Patel
The New York opening of the Rubin Museum of Art’s new exhibit, “Tibet: Treasures From the Roof of the World,” has ignited a hot political controversy. Tibetan refugees picketed what they claimed was a display of the “stolen heritage of Tibetan people,” while Tibetan organizations set up a Website [http://rubinmuseum.org] denouncing the RMA’s decision to “help” the Chinese in their “cultural offensive” to promote China’s image and tourism to Tibet.
At issue: more than 100 treasures drawn from Tibet’s premier art museums – the Potala Palace, the Norbulingka Summer Palace and the Tibet Museum – all removed and shipped abroad by Chinese authorities, who rule Tibet with an iron hand. “The RMA stepped into the middle of our battle for survival,” says Lhadon Tethong, executive director of Students for a Free Tibet.
Curator Caron Smith insists that “these works are not ’stolen’ in a legal sense- our government recognizes Tibet as part of China.” Still, she adds, “the RMA is not against China but, as a museum for Himalayan art, we clearly support Tibet.” The never-before-exhibited objects -paintings, sculptures, seals – are exquisitely worked.
Most are priceless, stunning antiques from the ninth to early 20th centuries; some are crafted in rare media – ivory, conch, turquoise and coral; others (like textiles woven from “split silk” in which strands are separated to create detailed pictorials) use bygone techniques. But activists insist the pleasure of viewing is tainted by the items’ provenance. “It’s valuable for people to see these works,” says Tibetan scholar Robert Thurman, “but it’s too soon to be working with people who are colonizing Tibet, crushing Tibetans. [RMA founder] Don Rubin liked the beauty of the objects, but it’s like having Hitler send you beautiful objects from a shtetl in Treblinka.”
「ヒマラヤ論争」
ニューズウィーク・インターナショナルより
2004年3月14日刊 By Vibhuti Patel
ニューヨークのルーベン美術館での新しい展覧会「聖地チベットー 天空の至宝ー」展があつい政治的論争に火をつけた。チベット難民たちは展示されている物品は「チベット人から盗まれた伝統的遺産」と指摘し、チベット支援団体はwww.rubinmuseum.orgを立ち上げ、中国が「攻撃的に扱う文化」を使い、ルーベン美術館が中国のイメージアップやチベットのツーリズムの宣伝に使うことを「援助する」決断をしたことを非難している。
問題点は、ポタラ宮、ノルブリンカ夏の離宮やチベット博物館などのチベットの最高峰の美術館から100以上の至宝が、チベットを圧政的に支配している中国当局の手により、取り除かれ、海外に送られたことだ。「ルーベン美術館は彼らが生き残るために、私たちの闘争のど真ん中に足を踏み入れたのです」Students for a Free Tibet理事長のラドン・テトン氏は言う。
学芸員のキャロン・スミス氏は「これらの作品は法的な意味合いでの「盗品」ではありません、私たちの政府は中国がチベットの一部だと認めています」だが、彼女は「ルーベン美術館は中国に反目していませんが、ヒマラヤ美術の美術館として私たちは明らかにチベットを支援しています」。かつて展示されたことのない、絵画、彫刻、印など物品は、この上なく見事につくられている。
ほとんどの作品は9世紀から20世紀初頭の値段がつけようのないくらい高価で、素晴らしい骨董品であり、そのうちのいくつかは象牙、ホラ貝、ターコイズ、珊瑚やその他(絹の切れ端から縫い上げられた布地が幾筋かに分けられていて、それが緻密な絵になっているもの)など、珍しい素材や今では使われていない技術でつくられている。しかし活動家はこれらを見る感動は、美術品の出所によって汚された、と指摘している。
「人々がこれらの物品を見るのは価値のあることです。」
チベット学者であるロバート・サーマン教授は言う。
「しかし、チベットを植民地化している人々といっしょに仕事をするには時期尚早だ。(ルーベン美術館の創設者)ドン・ルーベンはこの美術品の美しさを好いているが、トレブリンカ(*ナチスドイツがポーランドのユダヤ人を絶滅させるためにつくった強制収容所)のユダヤ人の住む村からヒトラーが美しい美術品をあなたに送っているようなものだ。」
So, we received the reply to our oppositional open letter from the Tibet Exhibit committee on behalf of all the sponsor companies.
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チベット展実行委員会から、我々の公開書簡の要請に対して返信が来ました。
開催に至る経緯と展覧会の趣旨
「聖地チベット‐ポタラ宮と天空の至宝‐」展の主催、協力団体に対して送付された文書について、関係団体を代表して、「聖地チベット」展実行委員会から返答させていただきます。
「聖地チベット‐ポタラ宮と天空の至宝‐」展は、株式会社大広が企画し、全国5箇所の博物館・美術館を巡回する展覧会です。
本展覧会は、チベット仏教美術の素晴らしさを広く紹介する展覧会として数年前より企画に入りましたが、この企画趣旨に他の主催、協力各社もご賛同くださり、展覧会の実現に向けていろいろとご協力いただいております。
本展覧会でご覧いただける品々は、チベット文化に対する日本人の興味と理解を醸成することができるものと考えており、この趣旨をお汲み取りいただき、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
株式会社 大広
「聖地チベット」展実行委員会
実行委員長 鶴巻泰介
へ、これだけ? そう、あれだけ待っても、これだけです。
要するに、以下の3点を展覧会の内容に盛り込んで頂きたいと訴えていた私たちの要請内容を却下するものです。
- 仏像を含む美術品の多くの出展元であり、何世紀にも渡り歴代のダライ・ラマの居城であったポタラ宮殿についての説明。
- 現在のダライ・ラマ14世が1959年の中国軍の侵攻により亡命を余儀なくされた事実や他19世紀以降のチベットの近年の歴史についての説明。
- 現在のチベットと中国の問題について。また、中国の支配下にあるチベットで現在も行われているチベット人に対する弾圧政策についての説明。
手紙の文章の意図としては、チベット文化に対する興味と理解を日本人が「醸成」すれば、私たちの要請内容であるチベット問題への興味に自然に通じるだろうということでしょうか?
私たちはこれまで、上野の森美術館と運営委員会である大広に、公開書簡に書かれた要請項目を送り、このチベット展が(故意に)伝えない史実を展覧会内のパネルに追加することによって、中国政府による堪え難いチベットの50年の弾圧の歴史の解決の手助けとなるような「総合的な」内容の展覧会にしてくれるよう、お願いしてきました。
この、展覧会の主催者や共催企業を代表した大広のチベット展実行委員会の返信によって、彼らが社会企業としての人道的で、正しい決断をする責務を果たすことができないことが判明したわけです。
連盟としてはこれから、チベット展に隠されたチベットの真実を一般の方々により大きく広げていくため、多種類のメディアを通じての広報活動を一層強化して行く予定です。
皆さんも、ご意見があれば、電話、ファックス、メール、手紙などで実行委員会にどしどし肉声をお届けください!
「聖地チベット展」実行委員会
実行委員長 鶴巻泰介
〒107-6107 東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル
(株)大広
Tel:03-6364-8111 Fax:03-5563-8933
Email: publicrelation11@daiko.co.jp
これからも、皆様のご協力よろしくお願いします!