8/31付:実行委員会に宛てた私たちからの返信

By IAATE, 2009/09/02 17:00

「聖地チベット」展実行委員会  鶴巻泰介様

2009年8月31日

返信文、拝受いたしました。

私たち国際連盟は、この展覧会がなぜチベット文化に対する日本人の正しい理解を醸成できないか、公開書簡にその理由と改善策を具体的に明記し、貴社の「聖地チベット」展実行委員会、主催者の上野の森美術館、朝日新聞社、TBS、そして協賛企業の日本通運、日本航空に対して送り、中国政府によるチベットの50年の弾圧の歴史の解決の手助けとなるような、チベット人とその支援者の意見を反映した「包括的な」内容の展覧会にしてくれるよう、お願いして参りました。

貴展の展示内容は明らかに現在の展示品の所持者である中国政府からの規制を受けたもので、その断片的なチベットの史実の記述は、これの美術品を産み出し、大切に保存、存続してきたチベット人たちに対する配慮が欠けたものであり、展覧会の来場者に対して誤った理解を与えます。

もし、貴展がチベット問題に中立の立場を示し、出品された美術品を、その政治的文化的背景を含めて公明正大に紹介すれば、チベット問題の現状改善にも貢献することになり、国際社会は高い評価を下していたことでしょう。

しかしながら、「聖地チベット」展実行委員会の返答文では、そうした配慮を一切される意志のない旨をこの上もなく簡潔に表現したものであり、極めて遺憾に思います。

これを受け、国際連盟としてはこれから、聖地チベット展に隠されたチベットの真実をより多くの一般の方々に広げていくため、多種類のメディアを通じての広報活動を一層強化していく予定です。

末尾になりましたが、展覧会開催日前に行われる内覧会に、今回の展覧会に展示された美術品の正当な持ち主であるチベット人の代表として、チベット亡命政府の公式代表機関であるダライ・ラマ法王日本代表部事務所の代表ラクパ・ツォコ氏ほか、在日チベット人たちを特別ゲストとして招待されることを、切望する次第であります。

若松えり
広報担当:「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」展に抗議する国際連盟
ITSN 国際チベット支援ネットワークメンバー;
http://www.tibetnetwork.org/

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